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アンカーポイント記述法

実際、私がひらがなを書くときに意識していることを名付けるとすると

 

『アンカーポイント記述法』となるかもしれません。

 

意識しないで普通に書ける『かな文字』もありますが、意識しないとうまく書けない

 

『苦手な仮名』があります。

 

そんな『苦手な仮名』を書くときに意識しているのが、アンカーポイントです。

 

幼い頃に、白紙に番号をうった小さな『点』を番号にそってたどっていくと、

 

あ〜ら不思議!カエルさんになったり、アニメのキャラクターになったりして

 

『おお、こんな絵が潜んでいたのか。』っていうお絵描きがありました。

 

 

美文字は半分、意味を伝える為の伝達手段としての『文字』ですが、

 

あと半分は美術としての『絵画』のようなものだと思います。

 

黒い小さな点を頭の中に意識して、その黒い小さな点を番号通りに追いかけていくと、

 

『絵画』の要素を含んだ美しい『かな』が浮かび上がってきます。

 

これがアンカーポイント記述法です。

 

キャンパス一杯に描く絵画とは違いますが、私は美しい絵画の連なりのような

 

イメージを持っています。

 

点をたどって、書く文字はひとつひとつよく見れば、

 

角が立っているようで角張って見えますが

 

目を少し離してみれば、逆にしなやかでメリハリのある字に見えます。

 

例えば、「も」とか「ひ」という字はとても形が取りにくく、このアンカーポイントが

 

必ず頭の中に浮かびます。

 

表紙

 

実際に点を前もって打つのではないのですが、頭の中に描いた”点”を通過するように

 

書いていくことによって、あまり大きく失敗することはなくなりました。

 

 

 

日本の美しさを表す風景の写真や絵画ではよく「竹」が登場します。

 

表紙

 

竹はひとつひとつの節があり、その節と節の間は筒で構成されています。

 

 

この筒の部分は他のどの植物より直線的です。節と節の間の筒が曲がっている絵ずらは

 

見たことがなく、その直線の竹が節目節目で角度を変えて、しなやかで、かつ力強い

 

美しさを表現しています。

 

私はアンカーポイント記述法に、竹の美しさが表現されていると感じています。

 

 

 

今、図形の描画ソフトでは実際にアンカーポイントが表示されて、それを横に

 

引っ張ると、全体が平べったくなったり、角を引っ張ると全体の大きさが大きく

 

なったりと色々操作できます。

 

ひらがなのアンカーポイントが頭に入っていると、横書きの際に役立ちます。

 

横書きは少し、平たく書くと読みやすくなります。アンカーポイントを引っ張った

 

イメージで書くと、全体のイメージをくずさす、平たく書くことが出来ます。

 

 

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